「ジャンプする日が必ず来る」落選の下地さん、前を見据え 「政策は間違ってない」すがすがしい表情も 沖縄県知事選


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選挙戦の労をねぎらい、支持者と抱き合う下地幹郎さん(右)=11日午後8時15分、那覇市おもろまちの選挙事務所(又吉康秀撮影)

 日に焼けた肌は、選挙の運動量を物語っていた。午後8時に現職の玉城デニーさんの再選確実が報じられると、下地幹郎さん(61)はすぐにマイクを握った。「この選挙は楽しかった。面白かった。私たちの政策は一つも間違っていない。票が足りなかっただけ」とすがすがしい表情を見せた。

 政党の推薦を受けずに臨んだ知事選。既存の枠組みにとらわれない「新しい政治」を訴え続け、型破りな選挙運動を展開した。「革命的な闘いは助走が始まったばかり。ジャンプする日が必ず来る」と前を見据えた。

 今回が11回目の選挙で、比例復活を含め6勝5敗。落選後も政治家を続け、再挑戦して返り咲いてきた。今後の政治活動について「政治家下地幹郎は変わらない。これからも新しい提案をしていく」と誓った。
 (玉城江梨子)