女性49人が当選、14%で割合は過去最高 北谷は7候補全員、36%で県内トップに 沖縄・統一地方選


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 11日投開票された24市町村議選の当選者内訳を見ると、女性の当選者は49人で全当選者に占める女性の割合は14.1%で過去最大となった。最も女性当選者の割合が高かったのは北谷町(定数19)で、立候補した女性7人全員が当選した。当選者に占める女性の割合は36.8%となり、那覇市を抜いて県内トップに返り咲いた。一方、伊江、渡嘉敷、伊平屋、渡名喜、北大東の5村では女性の当選者がいなかった。

 党派別では共産党が最多の18人で、公明党17人、自民党13人、立憲民主党3人、社民党1人、れいわ新選組1人、参政党1人、諸派1人と続いた。県議会を含めた県内の地方議会でれいわ新選組と参政党の議員が誕生するのは初めて。一方、公認候補1人を擁立した社大党と3人を擁立した日本維新の会は当選者はいなかった。

 当選者の属性で最も多いのはどの政党にも属していない無所属で、全体の84.2%に当たる293人が当選した。政党色を薄めて、地域から幅広い支持を集める狙いがあるとみられるが、当選者の中には政党の支援を受けている者も少なくなかった。

 現職が249人と全体の71.6%を占めた。新人は84人、元職は14人、前職は1人だった。

 年代別では、60代が138人と最多で、50代の67人、40代の60人と続いた。一方、20代は7人、30代は27人、70代は47人、80代は2人だった。
 (吉田健一)