沖縄市議会、与党は2減の16議席、中立・野党は14議席<統一地方選>


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 【沖縄】定数30に40人が届け出て激戦区となった沖縄市議選は、桑江朝千夫市長を支える保守系与党が現有18議席から2議席落とし16議席、一方の中立・野党は2議席増の14議席まで伸ばした。与党が過半数を維持したものの、与野党で拮抗(きっこう)する議会構成となり、より丁寧な議会運営が求められそうだ。

 候補者の多くが地域経済活性化や子どもの貧困対策などを訴えた。知事選に出馬した玉城デニー氏、佐喜真淳氏とセット戦術を展開する候補も多かった。

 現職と新人・元職が同じ地域で立候補し混戦する様子もあったが、現職は25人中24人が当選し、自身の地盤・支持層を手堅く抑えた。一方、保守系候補が競合した地域では、票の取り合いがみられ、両候補とも落選するなど厳しい選挙戦となった。
 (石井恵理菜)