台風また沖縄に 熱帯低気圧が発達、16日ごろ接近か


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 強い台風12号は13日午後9時現在、沖縄県の石垣島の北約260キロにあり、ゆっくりとした速度で北に進んでいる。先島地方は13日正午前に暴風域から抜けたものの、しけや波の高い状態は、15日にかけて続く見込み。沖縄本島地方でも14日朝にかけてしける見通し。

 一方、熱帯低気圧が11日午後3時、南鳥島近海で発生した。13日午後9時現在、東北東にゆっくりと進んでいる。14日午後9時までには台風になる見込み。16~17日頃にかけて大東島地方や沖縄本島地方に接近し、暴風や大しけになる恐れ。

 台風12号の影響で、石垣市伊原間で13日午前0時52分に最大瞬間風速38・5メートルを観測した。また多良間村仲筋で同日午前0時43分に最大瞬間風速34メートルの強風が吹いた。

 14日に予想される波の高さは八重山地方5メートル、宮古島地方と沖縄本島地方は4メートル。沖縄気象台はうねりを伴う高波に警戒を呼び掛けている。
 沖縄電力によると13日午後8時時点で竹富町、石垣市の一部世帯が停電している。 (狩俣悠喜)