八重山、興南 秋季九州高校野球へ出発


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 24日に鹿児島県で開幕する高校野球の秋季九州大会(第137回九州大会)に出場する八重山と興南が21日、現地へ出発した。同日午前7時半から那覇空港で壮行激励会が開かれ、関係者や保護者を前に両校ナインが健闘を誓った。

 大会は来春の選抜大会出場選考の重要な参考資料となる。県秋季大会を制した八重山は初めて、同準優勝の興南は2季連続25度目の九州大会出場。
 激励会で県高野連の神谷孝会長は「沖縄県勢の4年連続センバツ出場へ活躍を期待したい」とあいさつ。八重山の友利有也主将は「準備を怠らず八重山らしく貪欲に戦いたい」と意気込み、興南の上門洸輝主将は「一人一人が勝利への執念を見せ、県民の期待に応えられるよう頑張る」と決意を述べた。
 両校とも24日の2回戦で初戦を迎え、八重山は第2試合(午後1時開始予定)で鹿児島2位の鹿児島城西と、興南は第3試合(午後3時半開始予定)で長崎1位の海星と対戦する。島の期待を背負い初の九州舞台へ臨む八重山のエース仲山琉斗は「気持ちだけは負けないように、冷静なピッチングをしたい」と言い、今夏の甲子園を経験した興南のエース比屋根雅也は「甲子園に戻るため九州をしっかり勝ちたい」と力を込めた。大会は休養日を含めて6日間の日程で、決勝は29日正午から行われる。

九州大会での躍進を誓い拳を握る八重山と興南の選手ら=21日、那覇空港