コロナ禍で需要増 多彩な観葉植物120鉢以上が一堂に 那覇オーパで展示販売会


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15日~28日まで開催する県産観葉植物の展示販売会「O2ガレージファーム」=15日、那覇オーパ2階特設会場

 設計デザインのトゥーザコア沖縄(那覇市、大塚祐樹社長)は15日から、県産観葉植物の展示販売会「O2ガレージファーム」を那覇オーパ2階特設会場で開催している。28日まで。高品質なAランクの商品25種類120鉢以上が並ぶ。

 コロナ禍でテレワークが増えたことにより、多くの人が自宅の環境にこだわりを持ち始めた。企業も温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを意識した取り組みとしてオフィスへ観葉植物を導入するなど、近年は特に需要が高まっているという。

 これまで県産のAランクの商品は、県外のホテルや商業施設などに出荷されていた。県産であるにもかわらず県内では流通していなかった。

 県外に出さない分の輸送費の削減や、県内需要が未知数であることを加味し、今回は特別価格として展示商品を一律1万5千円で販売する。

 沖縄は気温や湿度の面で恵まれているので、観葉植物が育ちやすく、管理もあまり必要ないという。大塚社長は「4~5万円で売っていてもおかしくないものだ。県産の植物がこんなに揃うことはないので、ぜひ足を運んでほしい」と話した。
 (與那覇智早)