モーウイの魅力、全国に発信 考案したレシピは30品 浦添工業高校生徒、研究発表会で入賞


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モーウイのレシピを考案し全国高校家庭クラブ研究発表大会に出場した浦添工業高2年の牧志愛芽さん(前列中央)と、発表をサポートした宮原さらささん(同左)、長谷場美悠さん(同右)ら=12日、同校

 第70回全国高校家庭クラブ研究発表大会が山形県でこのほど開催され、浦添工業高校調理科2年の牧志愛芽さん(16)が「モーウイの魅力をレシピで発信!~調理科の知識と技術を活かして」をテーマに、研究成果を発表した。

 研究のきっかけは「モーウイを使い切る調理法ってないかな」という母親の言葉だった。モーウイがウリ科に属することや栄養成分、調理のポイントなどを研究した。調理科の生徒100人に対する調査で、認知度や食べる頻度が低いことを把握。多くの人に魅力を伝えようと、モーウイを使ったレシピを発信することにした。

 研究成果を報告した昨年12月の第65回県高校家庭クラブ研究発表大会で、最高賞の県教育長賞を獲得した。九州地区代表として出場した今大会では、スライドを使い、研究のきっかけやレシピを考案するまでの過程などを解説。全国高等学校長協会家庭部会賞・全国高等学校家庭クラブ連盟賞を受賞した。

 牧志さんは「先生や友人、家族からアドバイスをもらい、レシピの改良を重ねた。そのたびにおいしくなることが楽しかった」と話した。

 モーウイを使った肉まんやギョーザ、タルトなど考案したレシピは30品に上る。県産食材を使ったレシピを紹介するサイト「おきレシ」で作り方を発信している。

 調理科2年の宮原さらささん(16)と長谷場美悠さん(16)が、本番に向け展示パネル作成や発表内容の構成考案をサポートした。
 (吉田早希)