最優秀に伊江里菜子さん U-18島唄者コンテスト


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最優秀賞に輝いた伊江里菜子さん=18日、糸満市観光文化交流拠点施設シャボン玉石けんくくる糸満

 第9回しまくとぅば県民大会と第6回U―18島唄者コンテスト(県文化協会主催、県・市町村文化協会・琉球新報社共催)が18日、糸満市観光文化交流拠点施設シャボン玉石けんくくる糸満で開催された。島唄者コンテストは「生まり島(んまりじま)」をテーマに8月の予選を勝ち抜いた18歳以下の小中高生17人が出場。「新宮古節」を歌った首里高1年の伊江里菜子さんが最優秀賞に輝いた。

 伸びのある歌声を披露した伊江さんは、4回目の出場にして初の栄冠に輝いた。「毎日稽古した。支えてくれた先生方に感謝したい」と語った。しまくとぅばについては「わたしたちは普段、しまくとぅばを使わないが、言葉は使わないとなくなってしまう。祖父母らから習ったしまくとぅばを頑張って勉強したい」と語った。

 そのほか、優秀賞は「多良間の子守唄」を歌った平良中3年の與儀杏珠さん、奨励賞は「里恋千鳥」を歌った読谷中3年の兼謝名希実さんが受賞した。3人には賞状と三線が贈られた。

 しまくとぅば県民大会では、しまくとぅばの普及に功績があったとして、琉球大名誉教授の宮良信詳さんら10人へ玉城デニー知事から表彰状が授与された。

 (吉田健一)