アスティーダ2連勝、岡山リベッツに3―1 張本、丹羽に開幕戦借り返す 卓球・Tリーグ


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琉球アスティーダー岡山リベッツ 第4マッチシングルス 気合を込めて強打を打ち込むアスティーダの張本智和=18日、那覇市民体育館(大城三太撮影)

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは18日、那覇市民体育館で岡山リベッツと戦い、3―1で勝利した。ホーム2連勝。第1マッチダブルスは張本智和・木造勇人が2―0で勝利。第2マッチシングルスは松下大星が0―3で敗れた。第3マッチシングルスは有延大夢が3―1で制した。第4マッチシングルスは張本が3―0で丹羽孝希を圧倒し、11日の開幕戦のビクトリーマッチで敗れた相手を退けた。通算成績2勝1敗で勝ち点7。次戦は23日、東京都のアリーナ立川立飛で木下マイスター東京と対戦する。

 東京での11日の開幕戦は落としたものの、それを打ち消すホームでの2連勝となった。

 アスティーダは張本智和が前日に続く単複ストレート勝利で大きく貢献した。ダブルスは中国人ペアと対戦した。ミスが少ない相手に劣勢の場面もあったが、連続得点などで巻き返した。木造勇人とミスを補い合う、チームワークで先手を取った。

 シングルスは会場を興奮の渦に巻き込んだ。丹羽孝希と高速ドライブが飛び交うラリー戦を展開し、ファンをうならせた。普段以上に腕を振り抜き、フォアの強打を多用した。バックの精度も高く、レシーブ力が光った。開幕戦のビクトリーマッチで敗れた丹羽への借りをきっちり返した。

 今季、主将を任された有延大夢は昨日の黒星を取り戻そうと気合を入れて臨んだ。バック、フォアともに精度が安定しない場面があったが、もがきながらも勝利をつかんだ。「相手選手はバックが鋭く、なるべくフォアを使わせて強打を打たせないようにした」と攻略を練っての粘り勝ちだった。チーム初年度から所属する有延は精神的支柱となることを目指す。
 (大城三太)


▽男子

琉球(7) 3―1 岡山(3)