社会人ボクシング、平仲が頂点 男子ウエルター級


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男子ウエルター級を制した平仲信裕(提供)

 ボクシングの第74回全日本社会人選手権大会は19日まで、北海道の紋別市スポーツセンターで行われ、決勝に進んだ男子ウエルター級の平仲信裕(イスト)が黒田(広島)に判定勝ちを収め頂点に立った。初戦となった準決勝は斉藤(北海道)にRSC3回2分16秒で勝利していた。

前に出る姿勢 ポイント奪う

 持ち味の前に出るボクシングで平仲信裕が下がる相手を追い続けてポイントを奪い、男子ウエルター級を制して全日本選手権への切符をつかんだ。

 「しつこく前に出たのが良かったと思う」と勝因を挙げ「北海道まで来て負けられないのはあった。勝ててうれしい」と支援者に感謝した。全日本に出場できれば6度目の挑戦となる。現在25歳。ライトウエルター級時代は最高位が3位。一階級上げてからは8強止まりだが、年齢を重ねて技術力はついてきた。

 決勝は終盤に疲れが出た。全日本までに追い込みをかけてラウンド、連戦に耐える状態に持って行くつもりだ。やるからには「優勝を目指す」。


 (謝花史哲)