Bリーグ29日に開幕!初制覇狙うキングスの展望は? 東は宇都宮、中は川崎が軸


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プレシーズンマッチで躍動する岸本隆一=18日、沖縄市の沖縄アリーナ

 バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)は29日に開幕する。24チームで争う今季は3季ぶりに3地区制で、各地区1、2位とそれ以外の上位2チームが年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)に進む。東は2連覇を狙う宇都宮、中は攻撃力が高い川崎、西は戦力が充実し西日本勢初制覇を狙う琉球が、各地区をリードしそうだ。

 東地区はリーグ制覇の経験がある3チームが全て集う。昨季最少失点の宇都宮は主力のほぼ全員が今季も残り、自慢の堅守は継続。新戦力でB1通算5千得点のマブンガが融合すれば攻撃力も増しそうだ。千葉Jは昨季アシスト王の富樫が2季ぶりの王座奪還の鍵を握る。A東京は田中や昨季リバウンド王のサイズら、タレントがそろう。3チームとも新監督を迎え、その采配にも注目だ。

 中地区は昨季最多得点の川崎が優位。昨季最優秀選手の藤井や身長207センチのファジーカスが健在だ。台風の目になりそうなのが体制を刷新した三遠。千葉Jを強豪に育てた大野監督がスタッフ陣とともに移り、シューター金丸ら9人が加入した。昨季勝率1割台だったチームの再建を図る。

 西地区の琉球は点取り屋のエバンスが移籍し、射程の長い3点シュートが持ち味の岸本らの奮起が欠かせない。

 千葉Jからダンカンを獲得し、リバウンドは引き続き強みになりそうだ。昨季CS初出場を果たした島根はガード安藤や攻撃の核となるビュフォードら、昨季とほぼ同じ陣容で上位をうかがう。
 (桑原)
(共同通信)