沖縄の小学生発!ごみゼロチャレンジ 4小学校が報告、協働訴え HAPPY EARTH FESTA2022


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海洋プラスチックごみゼロへの実践を報告する那覇市立真嘉比小4年の児童ら=21日午後、那覇市牧志の市ぶんかテンブス館

 「HAPPY EARTH FESTA2022」の次世代育成プログラム「沖縄の小学生発! 私たちの『ごみゼロチャレンジ』」が21日、那覇市牧志の市ぶんかテンブス館で開かれた。那覇市立真嘉比小4年生、竹富町立鳩間小中5~6年生、八重瀬町立新城小4年生、和歌山大教育学部付属小5~6年生が登壇した。海洋プラスチックごみの問題を調べ、考えた取り組みを報告し、学校だけではなく家庭、地域との協働を訴えた。

 環境プログラム「ごみゼロチャレンジ」は花王と和歌山大教育学部付属小が協力して作成した取り組み。約540校にワークシートなど教材を無償で提供している。

 真嘉比小は「100+3人でふみ出す1歩♪」と銘打ち、児童と教諭が一つになって(1)水筒を使いペットボトルを減らす(2)小さくなった体育着を譲りごみ自体を減らす(3)ポスターを作り地域に広げる―といった三つの具体的な活動を報告した。

 鳩間小中は地域住民と定期的に海岸のごみを拾い、海洋プラスチックごみを分類して島に流れ着く理由を分析する。活動を島外に発信・共有していくことを掲げた。

 新城小も海岸のごみ拾いから学び、考える過程で児童一人一人が目標を設定した。家族も巻き込んだ校外での活動と行動の変化などを報告した。 (安里周悟)


 「HAPPY EARTH FESTA2022」のセミナー、プログラムなどの模様は動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信される。https://www.youtube.com/channel/UCbPQhdfhOqzK1iWqy2cJtugアクセスできる。