アスティーダ勝利 彩たまに3ー1 卓球Tリーグ 初出場の濵田が奮闘 張本も好調


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 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは24日、さいたま市の浦和駒場体育館でTT彩たまと対戦し3―1で勝利した。

 第1マッチダブルスは張本智和・木造勇人が2―1で粘り勝ち。第2マッチシングルスは濵田一輝が3―1で勝利した。第3マッチシングルスは張本が3―2で松平健太との接戦を制した。第4マッチシングルスは吉村和弘が1―3で敗れた。

 通算成績3勝2敗で勝ち点11。次戦は10月8日、アクシオン福岡で木下マイスター東京と対戦する。


 張本智和がTT彩たま戦でも単複を制し、好調ぶりを見せつけた。

第2マッチシングルス 得点を奪い、ガッツボーズする琉球アスティーダの濵田一輝=24日、さいたま市の浦和駒場体育館(琉球アスティーダ提供)

 開幕からの5戦でシングルス5勝、ダブルス3勝とチームを勢い付けた。敗れたのは開幕戦のビクトリーマッチ、木下マイスター東京戦のダブルスのみ。

 チームの開幕ダッシュに大きく貢献し「これが仕事だから」とエースとしての役割をきっちりこなした。

 第3マッチの松平健太とはラリーの応酬で、見どころ満載だった。張本は力で押し切るパワープレーの一方で、優しいタッチのレシーブで揺さぶりをかけるなど引き出しの多さが際立った。3ゲームまで紙一重の勝負どころが続く展開だったが、攻めの姿勢を崩さず強気のプレーを貫いた。

 今季初出場の濵田一輝も奮闘した。第4ゲーム以外は競り合いを展開した。最初の2ゲームで終盤に粘り強さを発揮して、勝利をたぐり寄せた。張本は海外での試合があるため、Tリーグ欠場期間もあり、チーム戦力に波が生じることになる。開幕ダッシュに成功し、勝利をどうつないでいくか、チームの総合力に期待が掛かる。

(大城三太)