「どうすればイノシシを社会の役に立てられるか」…捕獲したリュウキュウイノシシを沖縄こどもの国に寄贈


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寄贈されたリュウキュウイノシシ(提供)

 【沖縄】琉球補聴器(那覇市)の創業者で相談役の森山勝也さん=東村=が17日、沖縄市胡屋の沖縄こどもの国に、琉球列島に生息する固有亜種のリュウキュウイノシシ1頭を贈呈した。

 東村ではイノシシなどによる農作物の食害が発生している。森山さんは「どうすればイノシシを社会の役に立てられるか」と日頃から考えていた。現在、沖縄こどもの国にリュウキュウイノシシは雌の1頭しかいないことを聞き、自ら捕獲した生後5カ月ほどの雄のウリボウを寄贈した。「子どもたちにリュウキュウイノシシがどんな姿か、見て感じてもらいたい」と話した。

(古川峻)

沖縄こどもの国理事長の桑江朝千夫沖縄市長(左)にリュウキュウイノシシを寄贈した森山勝也さん=17日、沖縄こどもの国(提供)