オスプレイ「信頼できる機体」 防衛相、配備10年で言及 陸自機は明言せず


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
米軍普天間飛行場に向かって飛行するMV22オスプレイ=宜野湾市内(資料写真)

 【東京】浜田靖一防衛相は30日の記者会見で、普天間飛行場に配備されて10年を迎えるオスプレイについて「信頼できる機体だ。安全性に問題はない」と語った。米海兵隊のMV22オスプレイは2012年の配備以降、墜落や部品落下などの事故を繰り返している。
 

 浜田氏は「開発段階で米政府が、日本配備前と自衛隊の導入時に日本政府も機体の安全性を確認した」と説明。陸上自衛隊に導入後、実際に隊員が使用することで「信頼できる機体であることを改めて確認している」と強調した。
 

 陸自オスプレイの沖縄県内での訓練については「さまざまな検討をしているが、沖縄で実施する具体的な計画は現時点でない」と述べるにとどめた。吉田圭秀陸上幕僚長は29日の会見で、地元の了解が得られれば訓練を実施したいという考えを示していた。
(明真南斗)