台湾・金門島と沖縄の交流促進へ初のチャーター便 台湾の旅行社、12月に実施 


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台湾の金門島と沖縄を結ぶ初チャーター便の会見に出席する彭大家族旅行社の彭國豪社長(右端)ら=9月21日、台湾の金門県(提供)

 台湾の金門島と沖縄の交流を深めようと、台湾の旅行会社「彭大家族旅行社」の彭國豪(ペン・クオハオ)社長はこのほど、両地を結ぶ初めてのチャーター便ツアーを実施すると発表した。ツアーは12月29日~2023年1月1日の3泊4日を予定している。

 チャーター便はタイガーエア台湾(桃園市)が運航し、使用機材はエアバス320の180席。同ツアーは県内で沖縄ツーリスト(那覇市)が取り扱っている。

 9月21日に台湾の金門島で同チャーター便計画が発表されたほか、金門県と沖縄県が連携実施する交流イベント「2022沖縄旅遊交流―風獅爺(フォンスーイエー)探しAPPバージョンアップ」内容も公開した。金門県は観光促進の一環として、2018年にシーサーと似た守り神「風獅爺」探しのアプリをスタートさせた。今回、沖縄県と連携し、県内18カ所のシーサーも同APPに加えた。

 発表会に出席した彭社長は「これまで金門島から沖縄への直航便がなく、沖縄観光したい金門県民にとって非常に不便だった。今回のチャーター便に既に多くの人から問い合わせが来ている」と期待を寄せた。
(呉俐君)