農産物ECサイト「ハルハルおきなわ」農家から消費者直送、流通コスト抑え収入増


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「ハルハルおきなわ」の開設をPRする、グローバルイノベーションの松田佑爾社長(左)と上江洲有香専務=6日、那覇市泉崎の琉球新報社

 IT関連のグローバルイノベーション(宜野湾市、松田佑爾社長)は9月、農家が消費者に農作物を直送するEC(電子商取引)サイト「ハルハルおきなわ」を開設した。同社は「県外の人々にも沖縄の作物のおいしさを届けたい」と意欲を見せている。

 同社は事業拡大に当たり農家の支援を考え、ECサイトを開設した。農作物の直送で流通コストを抑えることで卸値を上げることができ、ECによる販路拡大でさらなる収入アップも期待できる。

 農家の写真やコメントを掲載し、消費者からのコメント欄を設けることで農家自身のやりがい向上にもつなげたい考えだ。
 現在約30件の農家と契約を結んでいる。今後は200件まで増やし、来年3月までには会員登録数3万人、サービス開始初年度の売り上げとして3億円を目指す。

 松田社長は「農家にいかにサービスを理解してもらい契約数を増やせるかが鍵になる。皆さん良い農作物を生産しているので、寄り添ったかたちでサービスを展開していきたい」と話した。問い合わせは電話050(3185)4331。ハルハルおきなわは次のQRコードで閲覧できる。 (小波津智也)

ハルハルおきなわのQRコード