9日投開票される豊見城市長選は、無所属現職で2期目を目指す山川仁氏(48)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=、無所属新人で前市議の徳元次人氏(41)=自民、公明推薦=の事実上の一騎打ちとなっている。選挙戦終盤の手応えを両陣営の選対本部長に聞いた。
市の財源で習い事助成
―手応えはどうか。
「日に日に上昇気流だ。総決起大会から上り調子で、各地域の諸先輩方が激励にくる。事務所への人の出入りも良く、豊見城を変えようという動きが活発化していると肌で感じている」
―最大の争点は何か。
「豊見城を変える、豊見城が変わるということだ。4年間、野党を経験し、保守が大同団結して、市民と一緒に市政を取り戻す。4年前の保守分裂はかなり反省している。今回は一枚岩になって候補者を擁立した。市民が求めていることを、しっかりやる」
―当選ラインの見立ては。
「投票率は55%と見ている。得票数は約1万5千票を目指す。その内の50%にあたる約7500票を期日前で取りたい」
―最終盤の取り組みは。
「各市議が地元地域に張り付いて、街頭遊説をする。徳元候補の公約を細かく徹底的に訴えるしかない。各市議らが本人の分身となって徳元候補の政策を市民に届けていく」
―最後に有権者に訴えたいことは。
「給食費無償化はもうちょっと踏み込んでいきたい。玉城デニー知事が無償化するといっており、県に早期実施を要請する。その分、市の財源を他の習い事助成などに充てるなど、私たちの考えを訴えたい。最後まで頑張り抜く」