アスティーダ惜敗、岡山に2-3 暫定首位は維持


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琉球アスティーダー岡山リベッツ 第2マッチシングルスで粘り勝ちした有延大夢=9日、イオンモール岡山(琉球アスティーダ提供)

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは9日、岡山県のイオンモール岡山で岡山リベッツと対戦し、2―3で惜敗した。

 第1マッチダブルスは吉村和弘・宮川昌大が0―2で敗れた。第2マッチシングルスは有延大夢が3―2で丹羽孝希に逆転勝利。第3マッチシングルスは吉村真晴が3―2で競り勝ったが、第4マッチシングルスは吉村和弘が0―3でハオ・シュアイに敗れた。1ゲームで勝者を決めるビクトリーマッチは吉村真晴がハオに6―11で敗れた。

 通算成績は4勝3敗で勝ち点15。暫定首位のまま。次戦は22日、埼玉県の深谷ビッグタートルでT.T彩たまと戦う。

 ダブルスで敗れ悪い流れの中、シングルスで有延大夢が格上のオリンピアン、丹羽孝希と向き合った。「自分が試合を振り出しに戻そう」と、出だしは持ち味の強烈なドライブでリードしたが、前陣に位置取った丹羽のカウンターにペースを崩された。2ゲーム連続で取られ後がなくなった第3ゲーム。7―8の場面でタイムアウトを取ると流れが変わった。

 「攻める球と入れる球を使い分けてリズムをつくろう」。味方とそう話し合うと火を噴くようなドライブを取り戻し、4連続得点でゲームを奪う。流れを渡さずに第4ゲームも奪取し、最終ゲームは一進一退の展開が続いた。

 11―12の場面、強烈なドライブを決めて「チョーッ」と雄たけびを上げると、勢いのまま続く得点も3球目攻撃で決める。最後は攻撃的バックハンドレシーブ「チキータ」でマッチポイントを取った。

 試合はビクトリーマッチの末に競り負けたが、勝ち点1をつかんだ。2日間で1勝1敗とし、エース張本智和が不在でも総合力の高さを見せた。張一博監督は「勝ち点を取れたのはすごく大きい」と手応えを示す。有延は「琉球アスティーダを引っ張る意識で1試合1試合プレーしたい」と抱負を話した。
 (古川峻)


▽男子

岡山(12) 3―2 琉球(15)