てだこまつり、3年ぶりに開催 専門学校の学生らがデザインタオル作成 沖縄・浦添


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 【浦添】浦添市の風物詩「第45回浦添てだこまつり」が29、30の両日、ANAスポーツパーク浦添を主会場に3年ぶりに開催される。市はまつり開催に合わせて、まつりをイメージしたタオルを作成した。デザインを手掛けたのは、牧港の専門学校インターナショナルデザインアカデミー(IDA)の1年生3人で、タオルは市の専用サイトから購入できる。

タオルをデザインした(前列左から)川崎莉子さん、知念夢菜さん、比嘉初佳さんら=9月30日、浦添市役所

 タオルの作成は昨年に続き2回目。IDAグラフィックデザイン科の生徒が合計28点を作成し、ネット投票で上位3位までの作品を商品化した。投票総数は3883票で、1位に知念夢菜さん(19)、2位に川崎莉子さん(19)、3位に比嘉初佳さん(19)が選ばれた。3人は9月30日に市役所を訪れ、松本哲治市長に完成したタオルを披露した。3人には市から表彰状が贈られた。

 知念さんの作品は、水色の生地に浦添の象徴である太陽と花火、市花のオオバナアリアケカズラがあしらわれ、爽やかな仕上がりとなっている。川崎さんの作品は浦添三大王統まつりに登場する龍を前面に出し、力強い作品に仕上がった。比嘉さんの作品は、海に浮かぶハーリーと夜空を彩る花火をシンプルに表現し、かわいらしい仕上がりとなっている。

 知念さんは「1位になって驚いた。自分のデザインが商品として、多くの人が手に取ることが何よりうれしい」と笑顔を見せた。川崎さんは「龍のかっこよさを前面に出すことができた」とうなずく。比嘉さんは「花火を際立たせるために青を使った。いいデザインに仕上がった」と語った。

 1位の作品は800枚、2、3位は600枚販売する。1枚税込み1500円で、購入はQRコードコードから。
 (吉田健一)