下地幹郎氏のグループ、知念氏支援へ 那覇市長選 後援会長「行政手腕を評価」


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手を合わせて協力を約束する知念覚氏(左から3人目)と當山護会長(同4人目)ら=12日、那覇市の知念氏後援会事務所

 23日投開票の那覇市長選に向け、下地幹郎前衆院議員のグループは12日、自民、公明が推薦する前副市長の知念覚氏を支援すると明らかにした。下地氏後援会の當山護会長らが同日、知念氏の後援会事務所を訪ね、協力を約束した。

 知念氏の後援会が自公と協議した上で10日、下地氏側に協力を要請したという。12日は當山会長のほか、當間盛夫県議、那覇市議会の会派「無所属クラブ」の市議2人が訪れ、知念氏と手を重ねて協力を確認した。下地氏は上京中のため参加できなかったという。

 當山会長は「政策などを吟味し、長年の行政手腕がある知念氏に那覇を任せていいだろうという結論に達した」と話した。

 知念氏は「無所属クラブ市議のいろんな提言を真摯(しんし)に受け止め、できることはやってきた。(今回の選挙協力で)私が目指す市民本位の市政、脱イデオロギーに一歩近づいた」と述べた。

 市長選後、下地氏側と自公が協力する可能性について、知念氏の後援会は「言及する立場にない」とした。
(’22那覇市長選取材班)