女性活躍が沖縄を変える 琉大病院・銘苅教授、格差是正の必要性を強調 新報女性サロン


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講演する銘苅桂子さん=12日、那覇市泉崎の琉球新報ホール(喜瀬守昭撮影)

 第97期新報女性サロンの第4回講座が12日、那覇市の琉球新報ホールで開催され、琉球大学病院周産母子センター教授の銘苅桂子さんが「女性の活躍が沖縄を変える~産婦人科医としてお伝えしたいこと~」をテーマに講演した。

 銘苅さんは、琉球大学医学部医学科卒業後、琉大病院産科婦人科に入局。県医師会女性医師部会会長として男女共同参画、働き方改革にも積極的に取り組んでいる。3児の母であり、子育てしながら研修医として苦労を重ねた経験を基に、医療界における男女格差、県が抱える離婚率や性犯罪率、収入格差などについて指摘した。

 その上で、「日本のジェンダーギャップは先進国の中で最低レベル。女性が働きやすい環境をつくることが重要だ」と格差是正の必要性を強調した。
 (普天間伊織)