「池間民族」ヒヤサッサのかけ声響かせ盛大に、豊年祈願クイチャー舞う 宮古島「ミャークヅツ」開催


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3年ぶりに輪になってクイチャーを踊る池間島の住民ら=8日午後、宮古島市平良池間

 【宮古島】沖縄県宮古島市平良の池間島と、同島から分村した市伊良部佐良浜(池間添、前里添)、市平良西原地区の人たち「池間民族」の伝統行事「ミャークヅツ(宮古節)」が8~11日に各集落で行われた。地域住民のほか宮古島内外の出身者も駆け付け、クイチャーや奉納相撲などで盛り上がった。

 ミャークヅツは男性を中心とした行事で、向こう1年の豊漁や豊作、子孫と集落の繁栄を祈願する。毎年旧暦8月以降の最初の甲午(きのえうま)の日に行われてきたが、新型コロナウイルスの影響で規模縮小が続いていた。

前里添でクイチャーを踊る男性ら=8日午後、宮古島市伊良部

 初日の8日、池間島では地域住民らが輪になって3年ぶりにクイチャーを踊った。「ヒヤサッサ」のかけ声が島内に響き、人々の笑顔があふれた。佐良浜地区では池間添、前里添でそれぞれ地域の男性らが地面を蹴って飛び上がる豪快なクイチャーを披露し、島の発展を願った。

 平良西原では「中日(ンナカヌヒ)」の9日、黒色スーツ姿にねじり鉢巻きの男性らによる恒例のパレードが行われた。男性らは歌と太鼓に合わせて力強く踊り「五穀豊穣」の旗を掲げながら行進した。男性らによる奉納相撲も行われた。集まった人たちから声援が飛び交い、大きな笑い声も響き渡った。

(佐野真慈)

 

スーツ姿の男性がクイチャーを踊る平良西原のパレード=9日午前、宮古島市平良西原