部活高2自殺、同僚の教職員も調査へ 第三者委、報告書は遅れる見込み


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 部活動顧問から執拗(しつよう)な叱責(しっせき)を受け、2021年1月にコザ高校2年(当時)の運動部男子生徒が自ら命を絶った問題で、第三者再調査委員会(委員長・古堅豊弁護士)は12日、第10回会議を那覇市の県自治研修所で開いた。顧問と同校で同僚だった教職員にアンケート調査を実施することを決めた。顧問の指導法や生徒との接し方などを聞く予定だ。任意の聞き取り調査ができていなかった数人の調査が可能になり、日程調整も始めた。

 非公開の会議終了後、取材に応じた古堅委員長は、生徒や保護者への聞き取り調査が難航しているとの認識を示し「年内、年度内に報告書を出すのは難しい」と述べ、報告書の作成が当初の予定より遅れる可能性を示唆した。
 (稲福政俊)