金武町伊芸区の民家で7月、勝手口のドアガラスが割れ、銃弾内部の弾芯が見つかった件で、県警の幸喜一史刑事部長は14日の県議会米軍基地関係特別委員会で「主に重機関銃等で使用される銃弾の弾芯と判明した」と明らかにした。また、弾芯を巡り「米側捜査機関と協議を重ねている」と説明した。仲里全孝氏(沖縄・自民)の質問に答えた。
県警によると、弾芯はジャケットと呼ばれる金属部品が欠落し、むき出しの状態で発見された。発射された銃弾にみられる線条痕や火薬の付着はなかった。米軍側に弾芯の確認を申し出ているが、これまで正式な回答はないという。
県警は流弾や跳弾といった発射による可能性の有無を判別するための各種実験の準備や、シミュレーション作業などを進めている。今後、検証結果など重ね得た情報を基に、関係先と協議する方針。