限定80席9分で完売!台湾から直行便再開 ピカチュウジェットも魅力<台湾最強!彭國豪の沖縄発見>16


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中華航空導入のピカチュウジェットのお披露目で機内を取材する彭さん=9月28日(動画からのスクリーンショット)

 台北―那覇間の直行便がついに再開した。10月16日のタイガーエアーを皮切りに、25日には中華航空が1日1往復で運航を再開。コロナ禍以前のピーク時に比べればまだまだ便数は少ないが、直行便の再開は沖縄と台湾の距離を劇的に縮めるグッドニュース。さっそく彭さんも16日、那覇発台北行きのタイガーエアーに搭乗した。

 コロナ禍に苦しめられたこの2年余。台湾入国後14日間の強制隔離から始まり、現在のゼロ隔離で自主管理にいたるまで、彭さんは台湾の7段階に及ぶ感染対策の全過程を経験してきた。そのため1年の数カ月はホテル住まいだった。台北に降り立ち「皆勤賞だったな」と投稿した彭さんのスレッドには約千件の「いいね!」が立ち、彭さんも感慨ひとしおの様子だった。

再開した那覇発台北行きのタイガーエアーに搭乗する彭さん

 昨年の元旦、彭さんが企画した「沖縄新年参拝チャーター便」を覚えておいでだろうか? 沖縄上空で旋回し、台湾に戻って行った。実は今年9月30日も、中華航空がまた同じようなクルーズ便を飛ばしていた。同社が台湾で初めて導入したピカチュウジェットだ。10月2日から台北の松山空港と羽田空港を週5便結ぶ。

 今回は医療従事者に感謝するチャリティーフライトで、台湾メディアの報道によれば、限定80席が売り出され、9分間で完売。ピカチュウの魅力は依然絶大だ。思えば、那覇空港のピカチュウジェットに心躍らせた台湾人旅行客は少なくなかった。いつかピカチュウジェットが台北・沖縄間にも就航してもらいたいものだ。

(素材提供・沖縄彭大家族・彭國豪、聞き書き・渡邉ゆきこ)