琉球新報社 
サイバー攻撃の被害を受けて本の貸し出しや検索ができなくなっている那覇市立図書館は、オフラインでの貸し出しを模索しているものの課題が多く、開始のめどは立っていない。電子図書館は利用可能で、中央図書館は「この機会に利用してほしい」と呼び掛けている。
電子図書館は３月にサービスを開始した。約５千冊のコンテンツがあり、利用者カードのバーコード下に記載されたＩＤとパスワード（西暦含む８桁の生年月日）を入力すれば読むことができる。スマートフォンでも利用できる。新規登録もオンラインで申請可能だ。
コンテンツのダウンロードはできず、閲覧中は通信料が発生する。複数の利用者が一つのコンテンツを同時に読むこともできない。人気のコンテンツは実際の本のように返却待ちになることもある。 （稲福政俊）
