首里城にハイビスカス…沖縄の高校生が九州高校野球大会の記念メダルをデザイン


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飯森かなたさんのデザインが採用された記念メダル(提供)

 22日に沖縄県内で開幕する第151回九州地区高校野球大会の記念メダルに飯森かなたさん(浦添工高3年)のデザインが採用され、その表彰式が17日、同高で行われた。

 参加章のメダルは直径4センチで首里城やハイビスカスを描き、沖縄らしさを表現している。選手や役員ら関係者約500人に配布される。選手には抽選会ですでに配布され、役員には大会に合わせて配られる。

メダルへのデザインが採用された浦添工高の飯森かなたさん(中央)、県高校野球連盟の川畑三矢会長(左)、浦添工高の波平孝夫校長=17日、同校校長室(提供)

 採用されたデザイン科の飯森さん(18)は「まさか自分が選ばれると思っていなくてびっくりした。デザインを考えたのは募集があった昨年。首里城が燃えてしまって、復興を諦めない人たちの姿があって、その諦めない気持ちを野球に生かしてほしいと思って描いた」と説明した。「選手たちは沖縄に来て試合をするので、思い出としても残ってくれるとうれしい。想像したよりもかっこ良くなっていた」と喜んだ。沖縄大会は昨年開催予定だった。
 (大城三太)