PFAS、土壌の基準値設定を政府に要請へ 松川宜野湾市長、11月に上京の意向


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 【宜野湾】有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)汚染を巡り、沖縄県宜野湾市の松川正則市長は20日の市議会定例会で、11月に上京し、防衛省や環境省に土壌の基準値設定などに向け要請する意向を示した。上地安之氏の質問に答えた。

 市では市民団体による調査で、普天間第二小学校グラウンドの土壌から高濃度のPFASが検出されているほか、血中濃度検査でも国の全国調査の平均値を上回る数値が検出された。

 松川氏は「PFASの問題は非常に重く受け止めている。県と一緒になって取り組むべきだが、市としては先に政府に現状も報告したい」と述べた。 

(新垣若菜)