キングス4連勝 秋田に71-69 残り15秒、攻撃食い止め辛勝 ポストプレー効かせ有利に 第7戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスは22日、秋田県CNAアリーナ☆あきたで今季第7戦を行い、秋田ノーザンハピネッツ(東地区)との接戦を71―69で制した。4連勝で通算成績は6勝1敗となった。キングスは第1クオーター(Q)終盤にリードを広げ、その後もインサイド勝負で堅実に得点を重ねた。第4Qに秋田の反撃を受けたが、逆転は許さず、最後まで巧みに試合をコントロールして逃げ切った。

 次戦は23日午後2時5分から、同会場で秋田と戦う。
 


 

秋田―キングス ゴール下に切り込みシュートを狙うキングスの今村佳太(中央)。13得点を挙げて勝利に貢献した=22日、秋田県CNAアリーナ☆あきた(Bリーグ提供)

 第4Q残り15秒。キングスは秋田の最後の攻撃を堅実な守りで食い止め、2点差で振り切った。今季最少得点のロースコアゲームで辛勝とはなったが、ホーム開幕戦で気合の入る相手に慌てず試合を動かした。

 守備の上を通すオーバーヘッドパスでゴール下に駆け込む連係した動きがさえ、要所でポストプレーを効かせた。インサイド攻撃を起点に3点弾につなぎ、得点を広げられたことが大きかった。

 強みのリバウンドは秋田の46本に対してキングスが51本。わずかに上回ったが、ブロックショットでシュートを阻まれる場面もあった。ターンオーバー数も同じ8本と張り合った。

 2点リードで入った第4Qは再びポストでの連係プレーや松脇圭志、今村佳太の3点弾などで有利な点差に広げて残り時間を統御した。

 ただ、入りの悪さも目立つなど課題もあった。この日、最も長くプレーした岸本隆一は「受け身にならずに、要所で抑えられたことが勝てたポイントかと思う。価値ある勝利にするため明日も緊張感を失わずやりたい」と気を引き締めた。

(謝花史哲)


キングス 6勝1敗
 71―69(20―12,23―21,14―22,14―14)
秋  田 3勝4敗

修正力上げたい

 桶谷大HC(キングス)の話 爆発力がある時はいいが、修正力はまだ出来上がっていない。シーズンを通してそこは上げていきたい。サイドピックのところで守備を攻略できたのは良かった。メンタルをリセットして明日は100%の気持ちで臨みたい。