琉球の歴史たどる「時代絵巻」披露 美ら島おきなわ文化祭開会式 三浦大知さんが国歌独唱 宜野湾市


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
伝統芸能など華やかな舞台で開会した「美ら島おきなわ文化祭2022」=23日午後0時13分、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター(大城直也撮影)

 沖縄文化の魅力を発信する「美ら島おきなわ文化祭2022」(第37回国民文化祭、第22回全国障がい者芸術・文化祭)の開会式が23日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。県出身歌手の三浦大知さんが国歌を独唱。国指定重要無形文化財「琉球舞踊」保持者らが演舞したほか、琉球交響楽団などが沖縄の歴史を音楽や踊り、映像で表現した時代絵巻「フェスティバル」などを上演した。

 「フェスティバル」は琉球王国時代から「大和世」「アメリカ世」などをたどる4部構成。山里永吉原作の琉球史劇「首里城明け渡し」の一場面などを織り交ぜた。演出家の富田めぐみさんが演出した。

 玉城デニー知事は式典で「多彩な文化芸術によってコロナ禍で困難な状況にいる人にも勇気を与える大会にしたい」と述べた。俳優の比嘉愛未さんらが司会を務めた。    

 那覇高校、南風原高校の生徒らも出演した。
 

 同文化祭は11月27日まで、県内各地で多彩なイベントを繰り広げる。国内最大級の文化芸術の祭典で、復帰50年記念事業。