「空手の日」で奉納演武 沖縄空手界の重鎮が型を披露 豊見城・空手会館


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
奉納演武の披露後に記念写真に納まる空手家=25日午前、豊見城市の沖縄空手会館(喜瀨守昭撮影)

 「空手の日」に当たる25日、豊見城市の沖縄空手会館で沖縄空手界重鎮らによる奉納演武が行われた。県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者と沖縄伝統空手道振興会加盟団体会長らが型を披露し、参加者の拍手を集めた。

 演武を披露したのは全沖縄空手道連盟の池宮城政明会長、県空手道連合会の仲里稔会長、県空手道連盟の平良慶孝会長のほか、保持者の喜久川政成さん、眞栄城守信さん、伊波光太郎さん、伊波清吉さん、仲程力さん、仲本政博さん、高良信徳さん、東恩納盛男さんの計11人。沖縄空手・古武道連盟の八木明達会長は、海外指導のため欠席した。

 各演武者は会館内の特別道場「守禮之館」で演武を披露した。突きや棒術などの型を、力強いかけ声を響かせながら演武し、観覧した関係者らは惜しみない拍手を送った。

 冒頭、玉城デニー知事は「国際色豊かな交流を育み、活気あふれる沖縄空手の振興に取り組む。歴史の荒波を乗り越え、空手の発展に尽くした先人たちの尽力に思いをはせてほしい」とあいさつした。