沖縄県とボリビア 友好を深化へ 知事と代理大使面談


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ミンサー織とボリビアの伝統布「アロヨ」などをを贈り合い、友好を誓ったボリビアのナターリア・フェルナンダ・サラサール・バルデラマ駐日臨時代理大使(左)と玉城デニー知事(右)

 玉城デニー知事は24日、第7回世界のウチナーンチュ大会を前に来県したボリビアのナターリア・フェルナンダ・サラサール・バルデラマ駐日臨時代理大使と、県庁で面談した=写真。沖縄とボリビア・サンタクルス州は今年、友好都市提携30周年を迎える。会談では、戦後の米統治下に沖縄から多くの移民を同国に送り出した歴史を踏まえ、沖縄とボリビア、サンタクルス州の友好をさらに深めていくことを確認した。

 サラサール駐日ボリビア臨時代理大使は「沖縄でボリビア出身の方々に会えて、まるで故郷に帰ってきたように感じる」と笑顔を浮かべた。県との友好都市提携は「これからもずっと続いていく」と語り、文化交流を通じ、友好を深めていきたいとの考えを示した。

 玉城知事は「絆を強めることを期待している」と述べた。任期中に南米を訪れ、移民を激励したいとの考えも示し、サラサール臨時代理大使は「歓迎する」と応じた。 (中村万里子)