八重山、センバツ着々 秋季九州高校野球準々決勝


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 【九州高校野球取材班】高校野球の秋季九州大会(第137回九州大会)第2日は25日、鹿児島県立鴨池野球場などで2回戦5試合が行われ、九州産(福岡1位)などが勝ってベスト8が出そろった。来春の選抜大会出場の目安となる4強入りを懸け、26日第1試合(午前10時開始予定)で準々決勝を戦う八重山の相手は秀岳館(熊本1位)に決まった。2年連続の優勝を狙った九州学院(同2位)は姿を消した。九州産はエース梅野雄の好投で強打の九州学院に4―2で競り勝った。秀岳館は終盤に得点を重ね、明豊(大分2位)に4―2で逆転勝ち。樟南(鹿児島3位)は11―8で佐賀商との点の取り合いを制した。臼杵(大分1位)は大島(鹿児島4位)に4―3で勝利。鹿児島実は初出場の富島(宮崎2位)に11―1で五回コールドゲーム勝ちした。

フリーバッティングで打撃の感触を確かめる八重山ナイン=25日、鹿児島県立武岡台高

軽めのメニューで汗

 準々決勝を控えた八重山は25日、鹿児島県立武岡台高で練習を行った。鹿児島城西戦の翌日ということもあり、この日は軽めのメニュー。シートノックやフリーバッティングで約2時間、汗を流した。
 ナインは大きな声で状況を確認しながら、軽快な動きでノックを受けた。フリーバッティングではマシン2台、打撃投手1人を並べ、感触を確かめた。前日、112球で1失点完投した仲山琉斗はブルペンで捕手を立たせて18球、座らせて5球と調整に努めた。
 練習でも試合でも、ひときわ大きな声でチームを引っ張る捕手の又吉海智は「秀岳館は振ってくるチーム。丁寧に低めを突くリードをしたい」と誓った。

<きょうの試合>
▽準々決勝
【市鴨池公園】10時
八重山―秀岳館(熊本)