県系人の交流でビジネス創出 中南米と沖縄の連携議論 JICA沖縄がシンポ


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ビジネスシンポジウムでプレゼンテーションを行うボリビア在住の玉城裕貴さん(左)と玉城優美さん=29日、浦添市のJICA沖縄国際センター

 JICA沖縄は29日、「おきなわ国際協力・交流フェスティバル2022」を浦添市のJICA沖縄国際センターで開催した。メインイベントの一つの「OKINAWA TO 沖縄ビジネスシンポジウム」では、中南米日系社会と県内企業が連携したビジネスをテーマに、中南米地域のウチナーンチュと沖縄をつなげる活動や海外進出を目指す県内企業の取り組みを紹介した。

 シンポジウムでは、JICAボリビアが主催する「ウチナービジネスワークショップ」の玉城裕貴さん、玉城優美さんによるビジネスプランの発表や、有識者によるパネルディスカッションも行われた。

 JICA中南米部の小原学部長は、「沖縄と中南米のウチナーンチュが相互に理解を深め、異なる文化をシェアすることでビジネスに結びつけたい」と話した。

 同フェスティバルは、世界の文化を紹介し、各国の人々との交流を図るイベントとして毎年行われている。2021年はオンラインのみの開催だったが、今回は実際の会場とオンラインのハイブリッド方式で開催した。

 県内団体による国際協力・交流活動を紹介するブース展示、セミナー、SDGsフォトコンテストなど、「世界をつなぐウチナーンチュともに取り組むSDGs」というテーマに関連したイベントが実施された。 (普天間伊織)