久米島町制20年でオリジナルTシャツ 商工会青年部が作成 3年ぶり開催の久米島まつりで販売へ


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オリジナルTシャツの作成に挑んだ久米島商工会青年部
デザインを担当した島袋陽子さん

 【久米島】久米島商工会青年部は11月5、6日の2日間、字仲泊のふれあい公園で、3年ぶりに開催される「久米島町町制施行20周年記念~第22回久米島まつり」で「久米島青年部オリジナルTシャツ・タオル」を販売する。

 本来なら8月の開催予定だったまつりは、コロナ感染拡大の状況を見ながら11月の開催が9月末に決まった。開催までの時間が少ない中、商工会青年部は「できることを、一つ一つやる。20周年だからこそできることを」との思いでオリジナルTシャツの作成に挑んだ。まつりでは青年部の企画イベントも実施される。

 デザインを担当した町仲泊でビアバーBrewery Tumugiを営む島袋陽子さん(38)は、今回のデザインについて「自然や小さな命を大切にする久米島の人々の心を、シンボルとしてクメジマボタルで表した」とデザインへの思いを語った。

Tシャツ作成を担当した摺木陽介さん

 Tシャツ製作は町鳥島でオリジナルTシャツ等制作・販売をしているkumejima shirtsオーナーの摺木陽介さん(35)が担当。「食べ物だとその土地で生産された物をその土地で消費する『地産地消』があるが、今回のように島内の事業所でデザインや印刷製作までやらせていただくことで、仕事が創出され地域活性につながる」と思いを語った。

 Tシャツ・タオルの受注受付は、商工会、同青年部部員の事業所などで行う。また、まつり当日にも現地で販売する予定。販売についての問い合わせは久米島商工会、電話098(985)2630。

(山口英憲通信員)