テラスホテルズ、琉球コラソンともに勝利 テラス、連続得点で香川銀を引き離す コラソン、福岡振り切り後半戦に弾み JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)は29日、各地で行われ、女子のザ・テラスホテルズは高松市香川総合体育館で香川銀行と対戦し、28―22で快勝した。通算成績は2勝7敗で順位は8位。男子の琉球コラソンは福岡県久留米アリーナでゴールデンウルヴス福岡と今季第7戦を行い、34―33で競り勝った。通算成績は2勝5敗で9位となった。次戦は11月3日にANAアリーナ浦添で、テラスが午後2時半からソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、コラソンが午後5時からアースフレンズBMと対戦する。


 

14点目のシュートを決めるテラスホテルズの藤岡美希(手前右)=29日、高松市香川総合体育館14点目のシュートを決めるテラスホテルズの藤岡美希(手前右)=29日、高松市香川総合体育館

 テラスがシーズン2勝目を挙げた。ホームの香川銀行を相手に前半20分までは互いに一歩も引かない展開だったが、それ以降はテラスが連続得点を重ね、徐々に引き離した。

 後半になると藤岡美希のミドルシュートが決まり始め、チームに勢いをもたらした。藤岡と並びチーム最多7点を挙げた樋口怜於奈は「メンバー全員が積極的なプレーをすることができた試合だ」と振り返った。

 後半途中、パスミスなどが続き相手に盛り返される場面もあったが、何とか逃げ切った。これで順位は8位に上がった。樋口は「もっと上に行けるという自信も出てきた」と語った。

(砂川博範)


福岡振り切る 後半戦に弾み 琉球コラソン

 琉球コラソンは後半に最大5点を先行し、福岡の追い上げを振り切った。約2カ月の中休み明け。大事な一戦を勝ち、東江正作監督は「しっかり勝てたのは大きい」と一安心した。

 ここまで1勝6敗。相手は昨年最下位で今季も白星がないだけに、このあとを戦い抜くには負けられない試合だった。後半13分に2点連取し、福岡がタイムを取った直後にも依田純真が得点してリードを5点に広げた。要所で速攻を決め、苦しい場面では主将の東江太輝がゴールを射抜いた。

 ただ中盤に一気に試合を決められず、攻撃ミスから点差を詰められた。東江監督は「あそこは引き離してほしいところ。まだ力がつていない」と次戦を見据えた。

(謝花史哲)