県高校新人大会は30日、各地で12競技が行われた。なぎなたは団体試合で首里が3戦全勝で優勝し2年ぶり7度目の優勝を飾った。演技は泉水ほのか・平安名はな組、個人試合は城間こころが制して首里勢が3冠を制した。
両者相打ちの面。首里勢同士の決戦となった、なぎなたの個人試合決勝は城間こころの打ち込みがわずかに速かった。延長戦にもつれた熱戦はこの一本で勝負あり。高校入学後は一度も勝てていなかった泉水ほのかを破っての個人初優勝に「今後につながる」と満面の笑みで喜んだ。
演技で泉水・平安名はな組が頂点に立ち、個人試合に続き、団体試合も首里が制した。今夏の全国総体で団体優勝を飾り、国体では演技優勝、団体準優勝した2年生が主力となる新チームが始動した。気を抜くことなく1年生も成長して上位を支配。全国トップを誇る実力を見せた。
主将の泉水は「圧倒的に勝つことが目標だった。団体では誰がどこのポジションを任されても役割を果たせるようにしたい」と言葉通りに戦い、負けなしで層の厚さを見せつけた。
チームのエースでもある泉水を城間が撃破。城間は苦手としていた持ち替えてからの打ち込みで泉水に勝利した。「挑戦できて良かった」と3月の全国選抜に向けて大きな手応えをつかんだ。
泉水は「今に満足せず高みを目指したい。全部を取りにいく」と目標を明確に掲げる。選抜から来年の国体まで。チームのさらなる成長を誓い、狙うは完全制覇だ。
(謝花史哲)