嘉手納基地配備のF15退役「高い能力を持つ部隊に置き換えるため」 浜田防衛相、米側から説明受ける


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記者団の質問に答える浜田靖一防衛相=1日午前、国会内

 【東京】米軍嘉手納基地に配備されているF15戦闘機を約2年かけて退役させる米軍の方針を巡り、浜田靖一防衛相は1日午前の会見で「最終的な体制は検討中だが、より高い能力を持つ恒久的な部隊に置き換えるため、さまざまなオプション(選択肢)を検討している」と米側から説明を受けていると明らかにした。

 その上で「一層、厳しさを増す安全保障環境に対応し、日米同盟の抑止力・対処力を維持・強化する一環で、日米同盟にとって重要な取り組みだ」と強調した。

 米軍は約2年かけて嘉手納基地のF15戦闘機を退役させる取り組みの一環で、まず十数機を本国に戻し、11月上旬から第5世代戦闘機F22戦闘機を米本国からのローテーション方式で暫定的に配備する方針を示している。
(明真南斗)