「メタバース」でウチナーンチュ大会参加 世界中で感動共有 4言語対応、首里城観光も


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開会式やパレードの様子をリアルタイムで視聴しながら会話できるメタバース

 世界ウチナーンチュ大会にオンラインで参加できるイベント「OKINAWA JAPAN VIRTUAL FES」が10月28日から開催されている。7日までの期間中、インターネット上の仮想空間「メタバース」で、パレードや閉会式などのイベントにバーチャルで参加できる。

 パソコンやスマートフォンがあれば誰でも無料で利用できる。バーチャル上の国際通りや首里城を観光でき、ECサイトを通じた土産品の購入も可能だ。

 10月31日の開会式と前日の前夜祭パレードのライブビューイングでは、来沖できなかった海外のウチナーンチュと県民がオンラインで感動を共有した。3日の閉会式も生配信する予定だ。

 期間中は首里城プロジェクションマッピングや空手のワークショップなど多彩なイベントを開催する。4言語(日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語)に対応しており、期間中10万人の来場者数を目指している。31日までの4日間の動員数は約5万人。

 運営するあしびかんぱにー(片桐芳彦社長)の佐橋直幸部長は「海外のウチナーンチュはもちろん、大会を知らない県内・国内の人たちにも、オンラインイベントをきっかけに沖縄や大会に興味を持ってもらえれば」と話した。

 参加はバーチャル沖縄の公式サイトhttps://virtualokinawa.jp/から。 

(普天間伊織)