スマホでレジ精算 イオン琉球、県内初導入


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
貸し出しされている専用のスマホで2次元バーコードを読み込み、専用レジにデータを送る買い物客=2日、南風原町のマックスバリュ一日橋店

 イオン琉球(南風原町、鯉渕豊太郎社長)は1日、レジに並ばずスマホで精算するシステム「どこでもレジ レジゴー」を県内で初めて南風原町のマックスバリュ一日橋店に導入した。

並ばず、待ち時間大幅短縮

 レジゴーは店舗にある貸し出し用の専用スマホで商品のバーコードをスキャンし、ショッピングカートやかごに商品を入れる。専用スマホの「お支払い」を押した後に専用レジの2次元バーコードを読み取ることでデータを連係し、会計するという仕組み。支払いは現金、各種電子マネー、クレジットカードなど通常レジと同じように選択できる。

 客が買い物しながら自分でスキャンすることで、レジ待ちの時間が大幅に短縮されるほか、スマホ画面で購入商品の確認ができるため、買い忘れ防止にもつながる。

 一日橋店では10月27日から試験運用しており、客の15%ほどがレジゴーを利用しているという。

 レジゴーの利用は2回目という宮城香さん(53)=南風原町=は「並ばずスムーズに買い物ができる。スキャンするのを忘れてしまうことがあるが、慣れればとても便利だと思う」と話した。

 イオン琉球は今月、マックスバリュやいま店にレジゴーを導入する。来年度は大型店も含め順次導入していく予定。

 (玉城江梨子)