世界各地から集まったウチナーンチュの熱気に包まれた閉会式。参加者は、沖縄にルーツを持つことを誇りに、絆を確かめ合った。玉城デニー知事が「平和と笑顔で行われた大会を誇りにし、世界中から戦争の恐怖を取り除くことができるよう、『対話と共存』を求めよう」と呼びかけると、万雷の拍手と指笛が鳴った。県系人の代表が「これからも世界に向けて沖縄を発信してほしい」と求めると、賛同の歓声が沸き上がった。
本大会はウチナーネットワークの発展および継承、沖縄独自のソフトパワーの発信およびその魅力の活用、情報通信技術(ICT)をはじめとした最新技術の活用による持続可能な交流・協力の実践を目的に、数多くのイベントを催した。
ご参加いただいた皆さまには、沖縄独自の歴史、文化、芸能を存分に堪能していただけたかと思う。
新型コロナウイルスの影響が完全に払拭されない中、初めて本格的なオンラインを最大限に活用し複合的に開催できた。
5日間の大会期間中、皆さまとの交流を通じて多くの感動をもらった。私たちウチナーンチュは、ウチナーネットワークという強い絆で結ばれた大きな家族「ヤーニンジュ」だ。ウチナーシンカの皆さまが、平和と笑顔で行われたウチナーンチュ大会を誇りにして、世界中から戦争の恐怖を一日も早く取り除くことができるよう「対話と共存」を求めて頑張ろう。
今大会が本土復帰50年、首里城復興、コロナからの回復に向けた新しい県の出発、象徴になるような大会となったことを大変うれしく思う。