シーサーにオレンジリボン「児童虐待のない社会を」 虐待防止推進月間、児童福祉司らが啓発 沖縄・国際通り


社会
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児童虐待防止推進月間に合わせ、シーサーにオレンジリボンを付けたOCFSの森田修平代表(左)ら=4日、那覇市松尾

 11月の児童虐待防止推進月間に合わせ、児童福祉司らでつくる「沖縄の子どもと家族・支援者の未来を明るくする会(OCFS)」が、那覇市の国際通りにあるシーサーの首元に虐待防止シンボルカラーのオレンジのリボンを付け、虐待のない社会への啓発に取り組んでいる。シーサーと記念撮影を行う観光客らも多く、森田修平代表は「虐待について知ってもらうきっかけになれば」と期待している。

 初の企画。県庁北口と安里三差路近くの2カ所で、計4体のシーサーに付けた。添えたメッセージカードのQRコードを読み込むと、オレンジリボン運動を紹介するウェブサイトにつながる。誰でも24時間、無料でかけられる児童相談所虐待対応ダイヤル「189」などの情報もある。

 シーサーのオレンジリボン「着用」は11日まで。森田代表は「たたかれていい子どもはいない。オレンジリボンを通し虐待防止につなげたい」と話した。

(真崎裕史通信員)