那覇市長「オスプレイ離陸しないこと求める」 那覇軍港陸揚げ、安全性に強い懸念


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オスプレイの機体上で作業をする米軍関係者ら=7日午後4時20分、那覇市の那覇軍港(ジャン松元撮影)

 米軍那覇港湾施設(那覇軍港)で6日、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ計3機が陸揚げされたことを受け、城間幹子市長は7日、「離陸することがないことを米軍へ強く求める」とするコメントを発表した。

 陸揚げについて米軍などから市への事前連絡はなかった。市は7日午前に沖縄防衛局に照会したが、午後4時時点で「米軍に確認中」として回答は得られなかった。

 那覇軍港には2021年11月、今年2月、6月にオスプレイが飛来した。城間市長は「多くの民間機が発着する那覇空港に隣接していることから、市民、県民をはじめ多くの観光客などの安全性を脅かすもので到底容認できない」との考えを重ねて示してきた。

 沖縄防衛局と外務省沖縄事務所に対しては、那覇軍港でオスプレイなどの米軍用機の離着陸を一切行わないよう米軍に働きかけることを求めた。 (比嘉璃子)