誕生!バナナカレーのお味は?「ぎのざジャム工房」が試食会 沖縄・宜野座


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試食会で振る舞われたぎのざジャム工房のバナナカレー

 【宜野座】宜野座村惣慶区の知名幹夫さん、美佐子さんが営む「ぎのざジャム工房」が、独自のバナナカレーを仕上げた。このほど、ジャム工房の喫茶「カフェ・アジール」で試食会が行われ、パラミツの果肉も入った南国風のカレーとバナナブレッドが評判だった。

 バナナは熟する具合で糖度も味も変化するので、蒸したり、チップスに揚げたりと多様に味わえる。使用されるバナナは無農薬で健康にも良い。知名さんは日頃から村内の生産農家と協力した商品作りを行っており、農作物が持ち得る可能性を最大限に活用し、SDGsにもつながる取り組みを意識している。

 バナナが持つ可能性にも着目しており、美佐子さんは「熱帯の作物の保存方法やレシピは、その原産国に学んだ方が早いということに気づき始めている。資源の少ない沖縄でバナナは可能性を秘めている」と、意欲的だ。

 商品についての問い合わせは同工房、電話098(968)8376まで。
(池辺賢児通信員)