全沖縄県立病院の正職員約4割が北部基幹病院に転籍希望 北部病院の統合で意向調査 対象を全職員に拡大で転籍希望が増


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北部基幹病院整備の進展を確認する県職員と市町村長ら=9日、名護市のホテルゆがふいんおきなわ

 【名護】名護市の県立北部病院と北部地区医師会病院を統合し、2028年度に開院予定の公立沖縄北部医療センター(北部基幹病院)の本年度第2回整備協議会が9日、名護市のホテルゆがふいんおきなわで開かれた。医療センターは、県と12市町村による県北部医療組合が運営する。両病院に加え全県立病院の職員に転籍意向調査をし、回答者の39.7%に当たる459人の正職員が北部医療センターへの転籍を考えているという結果が公表された。

 9月の調査は医師、看護師、技師など正職員4140人のうち1157人(27.9%)から回答を得た。本年度から調査対象を全県立病院に広げた結果、「転籍する」「条件によって転籍する」などの回答が増えた。前年度調査では北部2病院で394人(67.1%)だった。
 (増田健太)