村田兆治さんと沖縄のつながり 石垣島で離島甲子園開催に尽力、島の球児にエール 11日に死去


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全国離島交流中学生野球大会の県内初開催に向け意気込む村田兆治さん(左から2人目)ら=2017年7月13日、県庁

 11日に死去した元プロ野球選手の村田兆治さんは「全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)」を提唱し、沖縄での大会開催にも尽力してきた。2017年に初めて石垣市で開催した際には「夢と希望を持ち、交流を通して絆を育んでほしい」と離島の球児にエールを送っていた。

 離島甲子園は08年、伊豆大島での第1回大会を皮切りに全国の離島で開催されてきた。村田さん率いる「まさかりドリームス」による野球教室も開いてきた。

 島根県隠岐の島で16年に開催された大会では、宮古島アララガマボーイズと久米島イーグルスが沖縄勢同士の決勝を行った。17年の石垣大会でも宮古島アララガマボーイズと石垣島選抜が決勝に進み、県勢同士で優勝を争い、村田さんが提唱した大会が離島の球児たちにとって貴重な舞台となってきた。
 (金良孝矢)