冬のスポーツも沖縄から アイスホッケー親善大会、県内外4チームが南風原で交流


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 県アイスホッケー連盟は3~6日、南風原町のスポーツワールドサザンヒルアイスアリーナで「アイスホッケーオールドタイマー親善大会」を開いた。全国に参加を呼び掛け、4チームと関係者らが来沖。約80人が交流を楽しみながら競技力向上を図り汗を流した。

アイスホッケーオールドタイマー親善大会で対戦した沖縄フェニックスと東京バンスターの選手ら(提供)

 コロナ禍から県内の観光産業が少しずつ回復に向かう中で「冬のスポーツも沖縄から全国へ」をスローガンに事業を企画した。オールドタイマーはシニア世代の選手のことで、全国の50歳以上の選手を中心に女子選手も参加可能なルールを提案して呼び掛けた。地元の沖縄フェニックスと歴史のある東京バンスターをはじめ、混合チームのJAPAN ALL STARS、県内外の選手でつくるチームフレンドシップ、EAST北海道が交流試合や親善パーティーを楽しんだ。

 沖縄フェニックスは初戦の東京バンスター戦で序盤から押し、10―1で勝利。第2戦のJAPAN ALL STARS戦は3―5で惜敗した。

 県アイスホッケー連盟の尾田真理事長は「コロナ禍で全国でのシニア大会は、この3年間、中止になっていた。今回沖縄から冬のスポーツの口火を切ることができたかなと思う。来年3月には県外でシニアの全国大会も予定されている。そこに向けても沖縄から発信できて良かった。沖縄の観光産業にも競技を通して寄与できたかなと思う」と大会の成功を喜んだ。
 (謝花史哲)