歌声で島の風運ぶ 3年ぶり「八重山古典芸能祭」 きょう「琉球古典芸能祭」開催 沖縄・那覇


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「赤馬節」を斉唱する八重山古典芸能コンクールの合格者=12日、那覇市の琉球新報ホール

 第10・11回八重山古典芸能祭(琉球新報社主催)が12日、沖縄県那覇市の琉球新報ホールで、2019年以来3年ぶりに開催された。第10・11回八重山古典芸能コンクールの合格者より約40人が出演し、斉唱や独唱で豊かな歌声を響かせ、会場にシマの風を吹かせた。「鷲ぬ鳥節」で幕を開け「でんさ節・めでたい節」の箏曲斉唱などが披露された。

 第11回コンクールで歌三線優秀賞と箏最高賞に合格した古屋順子さんは歌三線、箏曲両方の独唱を披露。箏曲独唱「小浜節」では心地良い箏の音色と共に歌い上げた。歌三線最高賞の野底雄一郎さんは独唱「月ぬまぷぃろーま節」で滋味ある歌声で観客を酔わせた。

 13日午後5時から琉球新報ホールで第55・56回琉球古典芸能祭がある。当日券1800円。

(藤村謙吾)