陸上の第19回秋季記録会が12日、沖縄市陸上競技場で行われた。男子高校の照屋瑠亜(那覇西高3年)は砲丸投げで16メートル13、円盤投げで43メートル01を記録して制した。女子Aの円盤投げは友利晟弓(同)が42メートル45で頂点に立った。
充実2冠「楽しめた」
泣き笑いのシーズンを締めくくる年内最後の記録会で、照屋瑠亜(那覇西高3年)が2冠を達成した。自己新などの記録には届かなかったが、最後に円盤投げを終えると「楽しむことを考えた」と顔には充実感がにじんでいた。
全国総体は、力を入れた砲丸投げでまさかの予選落ち。大粒の涙を流したが、悔しさをその後の円盤投げにぶつけて7位入賞した。
記録会の砲丸投げは、あえて自分に「期待しない」で臨んだ。それが奏功したのかリラックスした状態で砲丸を投げ、納得の表情だった。円盤投げは風を読み取れず苦しんだが、同級生で戦友の友利晟弓と互いの記録と雄たけびを競い合い、楽しんだ。
来春の大学進学後も競技を続ける。「体を大きくしてスピードと瞬発力、ジャンプ力を鍛えたい」と成長の冬にするつもりだ。
(金良孝矢)